ゴム成型品

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金型成型

IMG_6881.pngゴム成型品の製造ノウハウはラーメンのおいしさのノウハウに似たところがあります。
 一般に「味噌ラーメン」とか「ネギラーメン」と呼ばれていますが、その味は店によってまちまちです。ある店の醤油ラーメンは鳥だし味で、またある店の醤油ラーメンはかつおだし味ですが、呼び名は双方とも「醤油ラーメン」です。お店によってスープや麺・具の中身が違っても「醤油ラーメン」は醤油ラーメンなのです。

 ゴムの成型にも同じことが言えます。一般的に「クロロプレンゴム」や「ニトリルゴム」・「EPゴム」などと呼ばれてはいますが、基本的な成分は同じでもメーカーによってその配合はまちまちです。ラーメンのスープの中にはいろいろな材料が入っているように、ゴムの中にもいろいろな素材が配合されています。「クロロプレンゴム」といっても、私どもの中でも用途によっていろいろな配合があります。ゴムローラー向けの耐摩耗配合や屋外設置用の耐候配合・耐熱配合・耐寒配合と、同じ「クロロプレンゴム」でもたくさんのバイエイションがあります。「クロロプレンゴム」といってもメーカーによって味(物性)の違いはさまざまです。私どもは常においしい(高品質の)ゴムを供給できるように、日々努力いたしております。

 また成型技術や仕上技術にもたくさんのノウハウがあります。ゴムは熱をかけて焼きます(加硫といいます)。この工程では温度と時間が品質に大きく影響します。成型過程で規定温度よりも高い温度で成型すれば、短時間で加硫でき生産性が大きく向上します。しかし卵焼きを同じ条件で行ったらどうなるでしょうか? 出来上がりは卵焼きに違いはありませんが、味(物性)は決して良いものではありません。「炭火でじっくり」とは行きませんが、私どものゴム成型は適温・適正時間の加硫で高品質な製品を作り上げております。

 私どもは長年民生用のお客様とおつき合いをさせて頂いております。民生用の機器は一般品と違い、長時間の使用に耐えるように設計されております。つまり高品質で安定した物性のゴム製品を供給できるよう、私どもは成型時間や仕上げの工程にもきめ細かなノウハウをもって、製品をつくりあげております。

 また、一般品用の安価な成型品も一部受注いたしておりますので、弊社営業部までお問い合せください。

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製造方法は多岐に渡ります。
パッキンひとつを製作するにも多彩な製造方法をお選びいただけます。打抜、カッティング、ゴムコンプレッション成型、押し出し成形など、お客様のご希望のロット数やコスト、品質に最適な方法にて製造いたします。

DXFやIGESなどのデータから、金型や製品を作成いたします。